HOLIDAY WORKSをはじめた20代半ばの頃は誰にも負けたくない！みたいな部分が少なからずあった。

若い頃は誰だって似たり寄ったりだとは思う。

僕も普通に思ってた。

始めたのはVINTAGEの聖地、高円寺。

それでも、誰よりも、他のどこよりも良い品揃えをしたかった。

さらに言えばリーズナブルな価格で販売してたかった。

そもそも勝ち負けってなんだ。

人気あるないも同じ。

良い店の定義とは？

今思うと、ただ僕が1人で他の誰かと、どこかのお店と比べて自分の至らなさに、もどかしく思っていただけなんだろう。

人気ある店ってどんな店？

と、言い返されてから色々考えた。

良いお店の条件ってなんだろうと。

改めて思った。

売り上げが多い店が良い店か？

良い商品を売ってる店が良い店か？

良い商品をたくさんん揃えてるのが良い店か？

良い店主が、良いスタッフがいる店が良い店か？

それはそうなんですが、今伝えたい良い店というニュアンスで言うと違う。

僕が思ったのは、良い店と思う店には良いお客さんがいる。

困ってる時に無理して買ってくれるとかそういうんじゃなくて。

POP UPでお世話になった幡ヶ谷のパドラーズコーヒーさんや鎌倉のジョンさんとかホントにそう感じた。

マイメンの走攻酒も。

お客さんを含めた店全部のグルーヴ感がめちゃくちゃ良い。

良いお客さんの基準問題も出てくるけど笑

なんて言うかこんな駄文を読んでくれてるあなたが居てくれることだと思う。

もちろん物を売ってるから、あそこに行けばあるんじゃないかって思ってくれるお客さんのことだし。

この商品好きかもって思い浮かぶお客さんのことだし。

買う買わないは別にしてブレないで欲しい商品だけ定期的に確認に来るお客さんのことだし。

こっちの意図をわかってくれるお客さんのことだし。

もちろん僕の基準だから全部がそうだとは思わない。

全部主観だし。

当店は店主である僕自身は別に取るに足らないどうでも良い人間。

個性や感性やセンスなんてない。

品揃えだってそんなすごい訳でもない。

接客だっていい加減。

値段だって安くないし、高くもない。

売上なんて他の古着屋さんより全然少ないと思う。

でも、当店のお客さんはすごい。

池尻大橋の住宅街にある怪しい倉庫まで来てくれていた。

POP UPの度に激励に来てくれる。

SNS見て売れちゃうと思ってすぐ来てくれたり。

マジ最高って思ってます。

なので当店は良い店です。

なんだかなぁって感じが街中に漂ってるんでなんとなく書き始めたらめっちゃ疲れた笑

おさまったら遊びに来てね。

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